2012年5月6日日曜日

Form CollectionType ~ prototype

Formにcollection type ってのがあります。このprototypeについての説明 詳しくは コチラ(How to Embed a Collection of Forms)を見てもらえればよいのですが、簡単にここでもまとめておこうかと思います。

そもそも collection type ってなんなのか

まぁ、これは名前のままなんですが、typeの集合ですね。 例えば、「あなたの好きな曲はなんですか?」って項目に、TextType(テキストフィールド)が複数ぶら下がる場合を考えれば、 そのTextTypeを集めるのがCollectionTypeとなります。

もうちょっとわかりやすく説明しますと、UserにSongがぶら下がるとしましょう。これはOneToManyでUserがすきな曲は複数もてます。
こんなとき、UserTypeのEmbedでSongTypeを埋め込みたいですよね。でも1つのUserに対してSongTypeのフィールドたちをいっぱいもたなくてはならない。それってどうすんの? => ここで使うのが CollectionTypeなわけです。
EntityでもOneToManyの場合、Doctrine\Common\Collections\Collection が使用されますが、このCollectionと同じことなのかな。このCollectionを扱うためのTypeがCollectionType的な。

動的に項目増やしたい場合ってあるよね?

Collectionはなんとなくわかった。ちょっと疑問なんだけど、一般的にSongが上図のように3つしかぶら下がらないとは限らないよね? サービスによっては、Javacript とかで項目を動的に追加したりしたい場合ってあるとおもう。
その場合もCollection使うと思うんだけど、どうなのよ?

このために、prototypeがあるわけです。prototypeを使えばフォームの項目のHTML内容をプロトタイプとして持ってくれるので、あとはJavascriptでそれをベースにどんどん増やしてね☆ って話。
// src/Hoge/UserBundle/Form/Type/UserType.php
// ...

public function buildForm(FormBuilder $builder, array $options)
{
    $builder->add('username');

    $builder->add('songs', 'collection', array(
        'type' => new SongType(),
        'allow_add' => true,
        'allow_delete' => true,
        'by_reference' => false,
        'prototype' => true,
    ));
}
以下のようにするとdata-prototype に、エスケープされたプロトタイプのHTMLが入ります
<ul class="songs" data-prototype="{{ form_widget(form.songs.get('prototype')) | e }}">
<li></li>
</ul>
で、javascriptで以下のように$$name$$を数字に置き換えれば、動的に追加できます。 例えば、ボタンのクリックイベントで addTagForm() を呼べばOK
$(function(){
    var collectionHolder = $('ul.songs');

    var addTagForm = function() {
        // Get the data-prototype we explained earlier
        var prototype = collectionHolder.attr('data-prototype');

        // Replace '$$name$$' in the prototype's HTML to
        // instead be a number based on the current collection's length.
        var newForm = prototype.replace(/\$\$name\$\$/g, collectionHolder.children().length);

        collectionHolder.append('<li>'+newForm+'</li>');
    };

});
ざっくりだけど、こんなかんじです。

2012年5月2日水曜日

Formのwidget個々のカスタマイズ

Formのwidgetには、choice, time, number ..... のように、いくつか用意されています。 詳しくは コチラ (symfony日本語ドキュメント) で, templateで出力する際は
{{ form_widget(form.fieldname) }} 
みたいにやります。 そうすると、
みたいな感じで表示されます。 ですが、
みたく、縦並びにしたいとかって、レイアウトをwidgetごとに変更したいときってありますよね。 そんなときは、
{% form_theme form _self %}
{% block _[formtype名]_[フィールド名]_widget %}
{% spaceless %}
    <div {{ block('widget_container_attributes') }}>
    {% for child in form %}
     <div> {# 追加!!!!!! #}
            {{ form_widget(child) }}
            {{ form_label(child) }}
     </div> {# 追加!!!!!! #}
    {% endfor %}
    </div>
{% endspaceless %}
{% endblock _recallItem_is_new_widget %}
みたいな感じで、テンプレートをカスタマイズできます。 これは、テンプレートのデフォルトのテーマをカスタマイズって形をとっていて、その元となるテンプレートは vendor/symfony/src/Symfony/Bridge/Twig/Resources/views/Form/form_div_layout.html.twig にありますので、これを見ながらカスタマイズすればOK.

2012年4月1日日曜日

独自のアノテーションを作成する

独自のアノテーションを作成したいっ!ってなったことありませんか? ( @Route, @Template のように )
例えば、Entity で CreatedAt を Annotation につけると現在時刻を付加 (→ http://www.scandio.de/2012/02/symfony2-custom-annotations/ で紹介されています)等のことが楽にできるようになります。


この独自アノテーションの作成方法を簡単にまとめておきます。

※ 以下のように、param フィールド をもつ Custom というコントローラーのアノテーションを作ることにします。
<?php

namespace Application\MogeraBundle\Controller;

use Symfony\Bundle\FrameworkBundle\Controller\Controller;
use Core\HogeBundle\Annotations\Custom;

class DefaultController extends Controller
{
   /**
     * @Custom(param="hogehoge")
     */
    public function indexAction()
    {
  exit();
    }
}


① まずこの Custom クラスを作成
<?php
namespace Core\HogeBundle\Annotations;

/**
* @Annotation
*/
class Custom
{
    // fields
    private $param = "";
    
    // constructor
    public function __construct(array $data)
    {
        // アノテーションに記述した値が $data の中に入ってる
        $this->param = $data['param'];
    }

    // get value of param
    public function getParam(){
         return $this->param;
    }
}


② アノテーションを処理するDriver部分を作成
この例では、コントローラーが呼ばれるタイミングの、onKernelController で、アノテーションを処理させます。
<?php

namespace Core\HogeBundle\Annotations;

use Doctrine\Common\Annotations\Reader;
use Symfony\Component\HttpKernel\Event\FilterControllerEvent;

class CustomAnnotationDriver{

    private $reader;

    public function __construct(Reader $reader)
    {
        // set annotations reader
        $this->reader = $reader;
    }

    /**
     * onKernelController
     */
    public function onKernelController(FilterControllerEvent $event)
    {
        if (!is_array($controller = $event->getController())) {
            return;
        }

        $object = new \ReflectionObject($controller[0]);// get controller
        $method = $object->getMethod($controller[1]);// get method
        
        // getMethodAnnotation は 第二引数に指定したアノテーションタイプにマッチしたものを返します
        // annotation reader には、アノテーションの種類によってもいくつかメソッドが用意されてるので、ソースは見ておくと良いかも
        $custom = $this->reader->getMethodAnnotation( $method, 'Core\\HogeBundle\\Annotations\\Custom' );
        if( !empty($custom) ){
            print $custom->getParam(); // hogehoge と出力される
        }
    }
}


③ service に登録 (今回は onKernelController で アノテーションを処理するので以下のように。)
また、CustomAnnotationDriver にはコンストラクタで annotation_reader で 必要とするので、arguments にそれを記述。
services:
    hoge_annotation_driver:
        class: Core\HogeBundle\Annotations\CustomAnnotationDriver
        tags:
            - { name: kernel.event_listener, event: kernel.controller, method: onKernelController }
        arguments: [@annotation_reader]



こんな感じ。ただ、今回は print しか処理をしてないです。
参考になれば嬉しいです。

2012年3月18日日曜日

FormでEntityにないフィールドを使用する場合

Symfony2のフォームフレームワークでは、EntityとForm定義を結びつけることができます。

その方法は、http://symfony.com/doc/current/book/forms.htmlとかを見てもらえば分かるのですが、

AbstractTypeを継承したクラスで
public function getDefaultOptions(array $options)
 {
    return array(
        'data_class' => 'Acme\TaskBundle\Entity\Category',
    );
 }
とするか、

formインスタンスを作成する時に、
use Acme\TaskBundle\Form\Type\TaskType;

public function newAction()
{
    $task = new Task(); // Task Entityのインスタンスを作成
    $form = $this->createForm(new TaskType(), $task); // それを第二引数でわたす

    // ...
}
とするかです。


このようにすると、Entityにデータをbindすることができるのですが、Entiryに存在しないフィールド名をフォームに定義してしまうと、エラーが出る。
例えば、TaskEntiryに urlというパラメータが存在しないのに、formで $builder->add('url','text') のように定義してしまうと、TaskEntityにはgetUrlってメソッドが無いよ!!と、怒られるわけです。


この場合は、以下のようにすればOK

$builder->add('url','text'
    array(
        "property_path" => false,
    )
);
property_pathというパラメータにfalseを与えるだけ。


ちなみに、bindRequestした場合は、
$form->bindRequest($request);
$url = $form['url']->getData();

こんな感じでパラメータを取得できます。



ただ、一つの方法ってだけで、このソリューションを使いまくるのは、それはそれでぐちゃぐちゃになりそうなので、あくまで一つの解決策ってかんじですね。

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